「留学先でも通用する英語」「苦手科目が、一番の得意に」マサチューセッツ工科大協賛プログラム“GLOBAL TECH”、それぞれの学びを聞いた

GLOBAL TECH(以下、GT)は(ICHINOYA Inc.東京都渋谷区 代表取締役福田大記、以下 ICHINOYA)が提供する、最新テクノロジー(自動運転・機械学習)の開発体験ができるプログラムです。

 

2019年、マサチューセッツ工科大(MIT)協賛プログラムの提供を国内で開始し、現在、都内進学校を中心に20校超の中学校・高等学校で導入されています。MITで実際に使われている教材を使用してプログラミングを学べるとあり、本場さながらのプログラムを受講することができ、その学習成果は受講生の進路選択にも現れています。

 

実際に受講した、4名の学生に話を聞きました。

■ GLOBAL TECH、参加の決め手は?

小笠原 もともと留学に興味があって、留学担当の先生から「興味あるんじゃない?」と紹介してもらいました。中学生の頃から英語は苦手だったし、ましてやプログラミングの知識も全くないので「自分には無理だ…」と思ったのですが、自動運転技術を学べるということ、そして、留学に行くことが決まっていたので、少しでも英語の勉強になればと受講を決めました。

小笠原 葉介さん(さいたま市立浦和高等学校3年生)

三好 僕は、もともと人工知能に興味があったので自主的に機械学習を勉強していました。そんな時に学校の掲示でGTを知り、「せっかくなら英語で勉強しておいたら、将来役に立つかも」くらいの気軽な気持ちでチャレンジしました。

 

松本 僕も、GTを知ったのは教室に掲示されてたポスターで。プログラミングをちゃんと勉強したことはないけど、趣味でゲームプログラミングをかじっていて「自分でスクリプト書けたらな」と思っていました。友達の多くが受講を検討していたことも後押しになり、僕もやってみることにしました。

 

岩澤 僕は自動車全般が好きなので、自動運転というテーマに惹かれて参加しました。「情報」の授業でホームページを作ったことがありますが、プログラミングの知識はほぼ初心者。英語も得意というほどではありませんでしたが、自動運転を学べるプログラムってなかなかないので、迷わずに受講を決めました。

■ 何を学んだ?

三好 とにかく、英語に自信がつきました。MITで学ぶ人たちと同じ教材を使うので、生の英語が学べるというのがポイント。英語の文章で読むのに躊躇がなくなって、GT受講後は英語のネット記事を習慣的に読むようになりました。

 

海外の大学を受験したいと思っているので、生の英語で学ぶことができ、すごく貴重な経験になりました。

三好 理輝さん(筑波大学付属駒場中学校・高等学校2年生)

岩澤 僕はもともと英語が苦手でしたが、いざ英語の教材を読んでみたら「意外と理解できるな」と感じて、英語へのハードルが下がりました。受講後も英語を読む習慣をつけたいなと思って、今は英語版のハリーポッターを読んでいます。

 

GTでは、実機を使って自動運転を成り立たせるプログラミングを体系的に学べる、というのも良かったです。プログラミングへの理解も深まるし、受講後はYouTubeで海外のプログラミングに関する動画を見て、学び続けています。海外の動画も、いずれは辞書なしで理解できるようになれたらなと思います。周りに留学している友達、先輩も多いので、自分もチャレンジしてみたいな、という目標もできました。

 

小笠原 プログラミングに関して言えば、意外と、英語で書かれている方がわかりやすいのかもしれないです。単語は調べれば分かるし、言い回しがシンプルなので。そうやって調べて、読み解いてを繰り返しているうちに、英語読解に慣れていきましたね。

 

GTでは最後に英語プレゼンをおこなうのですが、個人的にはそれが一番実用的な学びでした。2〜4月にGTを受講して、その後すぐにアメリカへ留学に行きましたが、現地の高校ではプレゼンの機会がすごく多くて…。英語のプレゼンはGTが初挑戦でしたが、資料の作り方、ポイントのまとめ方、英語での話し方などが留学中にもすごく役立ちました。

 

松本 僕は、初めて「物理って楽しい」と思えたことが最大の収穫でした。もともと物理が大嫌いで、なんなら数学も「何のために使うんだろう?」と思えてしまって、好きになれなかったんです。でも、GTでプログラミングを学ぶ中で、加速度の仕組みを知ったり、三角関数を使ったりして、物理の奥深さを知りました。

 

今では物理が大好きな教科になって、受講後はテストの点数も格段に伸びました(笑)。苦手な教科への印象が変わる機会ってなかなかないと思うので、本当に受講して良かったと思っています。

松本 崚さん(駒場東邦中学高等学校1年生)

■ どんな変化があった?

松本 何より、苦手教科だった物理と数学を好きになれたことですね。僕らの生活や、日常的に手にしているモノの中で、物理や数学の知識が「こう使われているんだ」と分かったのが楽しかったです。プログラミング、特にPythonについても、自分でもっと勉強したいなと思っています。

 

小笠原 海外で使われている、生の英語教材に触れられたことが大きいです。また、プログラミングという自分が今まで知らなかった分野を学ぶ機会にもなりました。実は、まだ文理選択に迷っているので、プログラミングの道に進むかどうかはおいておいて、新しいことにチャレンジするきっかけを提供してくれたGTには本当に感謝です。

 

三好 プログラミングって学校の授業で習わない人も多いので、新しい分野に挑戦ができるきっかけってすごく重要ですよね。僕も、GTをきっかけに「生の英語で学ぶ」「プログラミングを学ぶ」という新しいチャレンジができたので、これからも挑戦することを続けて行きたいなと思っています。

 

岩澤 GTでプログラミングの面白さを知ることができたので、進路は理系がいいかなと思っています。自動車って、今は自動運転がトレンドですが、僕自身は「自分で運転すること」に興味があるんです。だから、人間と人工知能が共存して、もっと夢のある自動車を作っていく未来を考えたいな、なんて思いもあります。

 

GTを受講して、プログラマーという職業への印象も変わりました。スマートに仕事しているイメージがあったのですが、実際はすごい泥臭い。プログラミングは、ちょっとでも間違えていると、すぐにエラーが出る。白黒はっきりしてるので、他にはない、すごく面白い分野だと思いました。

岩澤佑樹 さん(駒場東邦中学高等学校1年生)

■ 受講生に向けて...

小笠原 できるなら、高校1年生までに受講するのが良いと思います。やはり、まとまった時間を確保して受講できるのが一番だし、なによりGTを受講することで、進路の選択肢も広がるんです。受験前だと時間を設けるのがきついし、多くの学校では高校2年生以前に文理選択があるはずなので、その前に受けておけば、自分のいろんな可能性を知れる機会になると思います。

 

三好 僕は高校1年生で受講しましたが、それでも「もっと早く受講すれば良かった」と思っています。結果的に、僕はGTを受講して英語の学習習慣もついたし、「勉強」そのものへの態度が変わったので、早ければ早いほど良いんじゃないかなって。

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プログラミングの基礎と応用を、MITでも使われている現地の英語教材で学ぶことができるGLOBAL TECH。このプログラムを通して学ぶことは多く、過去の受講生の中には、学んだ知識を活用してプログラミングのインストラクターとしてインターン活動をしている学生もいます。

 

ICHINOYAでは、多くの学校がプログラミング教育を導入する支援をおこなっています。GTは、ポスターを掲示するだけで案内ができますので、ぜひお気軽にお問合せください。

 

GLOBAL TECHに関するお問い合わせは、こちらから。

▼URL

GT資料ダウンロード – ARROWS INSTITUTE